11月ももうおしましい。年の瀬ですね。
クリスマスもまだだけど、とりあえず来年は「戌年」です。
お正月の晴れ着のワンポイントにと戌年の知人に頼まれ、ずっと形にしたかった子犬の帯留めです。
猫と違って、犬のかたちはなかなか難しいですね。気をつけないと、別の動物になってしまいそうです。ハードルの高い洋犬は諦め、日本画でも愛される脚の太いずんぐりした和犬の子犬にしました。帯留めだし良いかと思います。
ただいま制作中。
白磁は焼くと真っ白になるので、自然な凹凸で陰影を作るところがポイントです。
磁器の土で形を作って、乾燥して、少し削って形を整えたところ。ぽそぽそした落雁ぐらいの固さなので、気をつけないとぽろっと折れてしまったりします。
この後一度窯の中で低い温度で焼く、素焼きの工程になります。
その後も、またやすりをかけたり、釉薬をかけたり、本焼きしたりと作業は続きます。
焼き上がるとつるんとして少し雰囲気が柔らかくなります。
干支のものなのに、のんびりしていたせいで12月に入ってしまいますが、来週あたりにはオンラインショップに上げられるかと思いますので、よかったらご覧ください。